ARK INVESTMENT Japan(アークインベストメント)詐欺が非常に増えています。
アークインベスト詐欺とは、「ARKinbest」を名乗る投資運用会社(投資ファンド)による投資被害のことを指します。
CEOである、キャサリン・ウッド率いる「アーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(ARK Investment Management LLC)」は、ニューヨークに本社をおく運用会社です。
現在運用しているテーマとしては、「フィンテック」「ロボティクス」「ゲノム解析」「インターネット」「宇宙」などが挙げられます。
結論、アークインベストメントは詐欺である可能性が高いです。金融機関も暗号資産取引関連において注意喚起をおこなっています。
アークインベスト 完全に詐欺にあいました。 全額出せません。 警察に相談された方はいますか?
引用:Yahoo知恵袋
この記事ではアークインベスト詐欺について以下のことについて詳しく解説していきます。
【この記事でわかること】
最後まで読むことで、アークインベスト詐欺の事例だけでなく、取るべき行動についても理解できるため、万が一の事態に迅速に対応でき被害を最小限に抑えることに繋がります。
番外編:アークインベスト詐欺に似た投資詐欺事例
アークインベスト詐欺の詳細な事例の情報提示がなかったため、ここでは金融機関が注意喚起を行っているアークインベスト詐欺に似た事例を踏まえて解説していきます。
この章を読んで、事例を踏まえて自分が詐欺の被害に遭わないようにしましょう。
事例①:金融庁金融センターの補佐官を名乗る投資詐欺
事業者の名称・所在地等 | 当該事業者が騙る 当庁の職員名・役職等 | その他当庁にて把握できた参考情報 |
ACADIAN 所在地・代表者等 不明 | 吉野 直之 「金融庁金融研修センター首席補佐官」 | ・(2023年9月)YouTubeに、左記職員を装ったディープ フェイク動画の掲載を確認。 ・暗号資産「SAIE」等を投資対象としている。 |
事例によると、事業者はLINE等を用いた勧誘(投資勉強グループの作成や、メッセージ機能を用いた投資セミナーへの勧誘)などを行い、銀行口座への振込みによって、被害者に資金を投入させ、ACADIANアプリを用いた取引を行わせて詐欺に働いているとのこと。
さらに、アプリの残高について被害者の出金依頼に応じず、違約金の発生等を理由に追加の支払いを要求。
ほかにも利用者に対して上記の職員を装い、投資対象となる暗号資産を推奨する趣旨のディープフェイク動画を見るよう促したとの情報もあります。
引用:金融庁の注意喚起
事例②:日本金融庁の役員を名乗る詐欺
事業者の名称・所在地等 | 当該事業者が騙る 当庁の職員名・役職等 | その他当庁にて把握できた参考情報 |
Ark invest (Ark invest Japan) (Ark) 所在地・代表者等 不明 | 油布 志行 「日本金融庁役員」 | ・(2023年10月)YouTube・ニコニコ動画に、左記職員を 装ったディープフェイク動画の掲載を確認。 ・暗号資産「QXQX」「AUIC」等を投資対象としている。 |
事業者はLINEやFacebook等を用いた勧誘(投資勉強グループの作成や、メッセージ機能を用いた投資セミナーへの勧誘)などを行い、銀行口座への振込みなどの手法によって、被害者に資金を投入させるも、出金依頼には応じず、投資条件等を理由に追加の支払いを要求。
追加の支払い要求に応えて、入金してしまった場合には、入金したことを証明できるエビデンスを準備することが重要になります。
具体的には、「振込明細」、「支払い明細」、「送金明細」などを保管して警察や消費者センター、弁護士などへ相談することが重要です。
さらに、利用者に対し、「同社と金融庁は連携しているため、追加支払に応じなければ問題となる」と伝えた上で、金融庁との連携の証拠として、上記職員を装ったディープフェイク動画を見るよう促したという事例が発生しています。
引用:金融庁の注意喚起
○留意事項
・掲載されている事業者は、金融庁や金融庁職員を騙った者であり、当庁に詐欺被害等の相談が寄せられています。
・上記の職員が暗号資産関連の投資取引を勧誘することはありません。また、特定の商品を推奨することもありません。
アークインベストメントは詐欺なのか徹底調査してみた
「ARK INVESTMENT Japan(アークインベストメント)は詐欺なの?」
ここでは、アークインベスト社が詐欺なのかを実際に徹底調査した結果を解説していきます。
結論、アークインベストは詐欺である可能性が高いです。理由としては、以下の項目を基準に解説していきます。
金融機関への登録の有無
通常適切な金融機関である場合には金融庁への登録が必要です。
しかしながら、ARK INVESTMENT Japan(アークインベストメント)は金融庁の登録が確認できませんでした。
つまり、公式ライセンスが確認できないことから、安全な金融機関でない可能性が高いです。
詐欺の被害に遭わないためにも自身が投資や仮想通貨を始める場合には、金融取引業者が正式な登録を受けているかを十分に確認しましょう。
正式な登録者一覧は「金融庁の公式サイト」を参考にしてください。
会社情報の記載
会社情報について調査してみたところ、ほとんど情報が提示されていないことが判明しました。
日本において、会社情報の記載に関する義務は主に会社法に基づいています。例えば、日本の会社は会社登記簿に会社の基本的な情報を登録する義務があります。これには、会社名、本店の所在地、資本金の額、事業の目的、取締役の氏名などが含まれます。
法務局で登記を行うほか、税務署は都税事務所、県税事務所、市役所などへも法人を設立した場合には各所へ登記を行う必要があります。
さらに近年では、インボイス制度の導入により適格請求書発行事業者へ登録している場合には、国税庁のホームページから登録情報を確認することが出来ます。
また、ウェブサイトを運営する場合、特定商取引法に基づき、運営者名、所在地、連絡先などの情報の表示が義務付けられています。これは、消費者保護を目的としており、消費者が安心して取引できる環境を確保するために必要とされています。
このような詳細な情報の記載がないということからも、安全性の高い会社でない可能性が高いです。
Yahoo!知恵袋などでの被害口コミの事例
アークインベストの詐欺にやられました。数十万円です。 訴訟や詐欺師達を捕まえる為に被害者団体やLINEグループなどあれば教えて欲しいです。 このままでは終れれません。 詐欺だと確信を得る為に、アークインベスト(アメリカ)、東京大学大学院(教授の福田慎一を名乗っている為)、日本暗号資産ビジネス協会(会員申請をしたと言っている)に確認しましたが、全て嘘でした。 宜しくお願い致します!
引用:Yahoo知恵袋
Yahoo知恵袋で「アークインベストメント」と検索をかけてみると、詐欺被害の事例が多数報告されていました。このことから、評判としても悪く詐欺業者である可能性が高いといえます。
以上の理由からアークインベストは安全に運用できる可能性が低いです。
詐欺の被害から自分を守るためにもアークインベストの詐欺事例についてしっかりと把握しておきましょう。
アークインベスト詐欺にひっかからないためには?必ず守ること3箇条
ここではアークインベスト詐欺をはじめとする投資詐欺にひっかからないために必要なことを3つ解説していきます。
この章を最後まで読むことで、事前にできる対策を方法をしることができるため、詐欺被害に遭うリスクを最小限に抑えることにつながります。
セキュリティ意識を強化する
詐欺にひっかからないために、まずセキュリティ意識をしっかりともちましょう。ここでいうセキュリティ意識とは、個人情報を人に教えたり、セキュリティ保護されていない危険なサイト(http)に簡単にクリックしないようにすることを指します。
近年、オンラインサイトの利用が普及していることから簡単に個人情報の入力をしてしまったり、サイトをクリックしてしまうことで、個人情報の不正利用についても被害が増加しています。
自分が詐欺の被害に遭わないためにも、
- 他人に簡単に個人情報を教えない
- サイトをクリックしない(http)
この2点はしっかりと意識して行動しましょう。安全なサイトかどうか見分ける判断として、httpの後に「s」がついている場合にはセキュリティ対策がされている指標になります。ぜひ参考にしてください。
金銭を伴う行動が生じる場合には必ず家族や友人に相談をする
オンライン上で金銭を伴うような取引が発生する場合には家族や友人などの第3者に相談をしましょう。
基本的に、投資で他人に口座振込をすることはありません。自分だけで投資をはじめてしまうと視点が狭くなってしまい、詐欺に遭っていることに気が付かなくなることがあります。
家族や友人のほかにも、金融の専門家の意見を取り入れることも重要です。専門家は金融リテラシーに長けていることから提供する情報の正確性は高いといえます。
客観的な視点を取り入れることで自分を守ることにも繋がります。金銭の取引を行う場合には、必ず家族や友人に相談や専門家の意見を聞くようにしてから始めるようにしましょう。
不審なサイトにアクセスを簡単にしない
詐欺被害に遭わないためにも不審なサイトに簡単にアクセスしないようにしましょう。
近年、フィッシングサイトやワンクリックサイトなどが急増しております。
フィッシングサイトとは、実在する企業や金融機関などを装ってフィッシング詐欺の誘発を狙うウェブサイトを言います。
ワンクリックサイトとは、サイト上に表示されるボタンやバナーなどをクリックしただけで、契約が成立したかのように思い込ませて料金を請求するウェブサイトを言います。
これらのサイトにも十分気を付けましょう。
先程セキュリティ意識を強化するの見出しでも提示しましたが、オンラインサイトが普及している今、プライバシーを自分で守るリテラシーは必要不可欠です。
他人から送られてきたURLをクリックしてしまっただけで情報を盗まれるフィッシング詐欺に遭う可能性もあるため、情報元を確認する癖を身に着けて安易にクリックしないようにしましょう。
アークインベスト詐欺に遭遇した!|即座に対応すべき4つの行動
ここでは実際に詐欺の被害に遭遇した場合の対処法を4つ解説していきます。
最後まで読むことで、万が一の事態が起きても迅速に対応することができます。
オンラインセキュリティを見直す
アークインベスト詐欺に遭遇した場合、最初にすべきことは、オンラインセキュリティの見直しです。パスワードの変更、セキュリティソフトウェアの更新、二段階認証の設定など、アカウントの安全を確保するための手順を踏むことが重要です。
また、不審なメールやリンクを開かない、信頼できるセキュリティツールを利用するなど、日常的なセキュリティ対策も見直しましょう。
さらに、詐欺被害に遭遇した場合は、速やかに警察や消費者保護機関に報告することが重要です。これにより、被害の拡大を防ぐとともに、必要に応じて法的な支援を受けることができます。被害の範囲を特定し、関連する法律専門家からのアドバイスを求めることも、迅速な問題解決に役立ちます。
証拠を確実に収集する
詐欺事件に遭遇した際、関連する証拠を確実に収集し管理することが重要です。これには、詐欺に関連するメール、通話記録、トランザクション履歴、犯人とのやり取りを示すスクリーンショットなどが含まれます。
これらの情報をデジタル形式で安全に保管するとともに、物理的な形式(例えば印刷した書類やUSBドライブに保存)での保存も検討しましょう。各証拠には、日付や出来事の詳細を記録しておくことで、その信頼性と追跡可能性を高めます。整理された証拠は、警察や法律専門家との対応において、事件の明確化と迅速な問題解決に貢献します。
国民生活センターに相談する
国民生活センターは、消費者の権利を守るための相談機関です。詐欺被害に遭遇した際には、速やかに国民生活センターに連絡し、相談を行いましょう。専門の相談員が、詐欺に関するアドバイスや被害の報告方法、法的な手続きについての情報を提供します。国民生活センターを利用することで、適切なアドバイスを受け、被害の拡大を防ぐことが可能です。
また、詐欺防止のための啓発活動やワークショップも定期的に行っており、被害に遭わないための予防策を学ぶ機会も提供しています。
このように、消費者生活センターは、投資詐欺被害者が最初に相談すべき信頼できるリソースの一つとして、広範なサポートを提供し、被害者が安心して相談できる環境を整えています。
消費者ホットライン | 国民生活センター 平日バックアップ相談 | |
受付時間 | 10-12時、13-16時(土日祝日、年末年始を除く) | 10-12時、13-16時(土日祝日、年末年始を除く) |
電話番号 | 188 | 03-3446-1623 |
詳しくは国民生活センター公式サイト「全国の消費生活センター等」をご覧ください。
弁護士に相談をする
詐欺事件においては、法的な対応が必要になる場合もあります。そのため、詐欺被害に遭遇した際には、弁護士への相談を検討しましょう。弁護士は、詐欺事件の法的側面を理解し、被害者の権利を守るための具体的なアドバイスを提供します。また、被害の回復に向けた法的手続きや、必要な訴訟をサポートすることもできます。早期の弁護士への相談が、被害の解決に向けた重要な一歩となります。
詐欺被害は下記項目が解決する上で重要なポイントなります。
・立証が難しい
・証拠が少ないと警察は被害届を受理しない
・詐欺師の行方がわからなくなる
・詐欺師に財産を処分された後だと返金されることが出来なくなる
上記ポイントより、詐欺師からお金を取り戻すために早めに弁護士へ相談することをお勧めします。
また、弁護士は独自の調査方法を駆使して被害回復を行っています。個々のケースに合わせた最適な対策を講じるためにも、弁護士の意見を聞くことが重要です。
さらに、無料で相談を対応する事務所もあるので1度相談を検討してみてください。
アークインベスト詐欺に関するよくある質問
ここではアークインベスト 詐欺に関するよくある質問に回答していきます。
アークインベスト詐欺の犯人はなぜ捕まらないの?
アークインベスト詐欺の犯人が捕まらない主な理由は、彼らが高度な匿名性を保ち、国際的な範囲で活動しているためです。これらの詐欺師は、偽の身元、難解な金融ネットワーク、そして複数の国にまたがるオペレーションを利用して、追跡を困難にしています。さらに、異なる国々の法律の違いや、国際的な捜査協力の複雑さも、迅速な逮捕を難しくしています。
アークインベスト詐欺を撲滅するためにはどうしたらいいの?
アークインベスト詐欺を撲滅するためには、一般の人々の意識向上と法的・技術的な取り組みが必要です。まず、人々が詐欺の手口を認識し、不審な投資提案に対して警戒することが重要です。
加えて、政府や金融機関は、詐欺対策の強化、不正な取引の監視、そして国際協力を通じて詐欺師の追跡と摘発を強化する必要があります。
また、教育プログラムや啓発キャンペーンを通じて、一般市民の詐欺に対する知識を深めることも効果的です。
アークインベスト詐欺で支払ってしまったお金は全額返金されるの?
アークインベスト詐欺で支払ったお金が全額返金される可能性は、残念ながら低いです。詐欺師が使用する複雑な金融ネットワークや匿名性の高い取引手段により、追跡と回収が非常に困難になります。
しかし、詐欺が発覚した場合、速やかに警察や関連機関に報告し、必要な証拠を提供することで、回収の可能性を高めることができます。また、銀行やクレジットカード会社などの金融機関とも連携し、返金手続きの可能性について相談することが重要です。
まとめ:投資を始める前後は必ず第3者に相談しよう
ここまではアークインベスト詐欺について手口の事例や対策方法、よくある質問まで回答してきました。
結論、投資を始める際には必ず第3者に相談することをおすすめします。
投資を始める前に、身近な人に相談をしていくことで万が一の事態になる前に気づかせてくれることにも繋がります。
アークインベスト詐欺の被害に遭遇した場合にも、専門機関への相談を行いながら、積極的に対策をし被害回復に向けて行動をしましょう。
アークインベストメント詐欺に騙されないために、下記内容を日ごろから意識しておくと良いでしょう。
・金融庁の不正な金融活動や詐欺に関する情報発信をこまめに確認すること
・SNSなど、個人情報の漏洩や詐欺への誘導が行われる場となるものについては十分に注意して利用すること
これらに気を付けることを強く意識することが重要になります。