近年、増加傾向にある詐欺のひとつ、「国際ロマンス詐欺」。
中でも台湾の美男・美女を装った、台湾人による詐欺被害が増えているといわれています。
ここでは、国際ロマンス詐欺などで多い台湾人の詐欺の基礎知識、対処法を解説。もし今、マッチングアプリなどでやり取りしている台湾人がおり、どこか怪しいと思っている方は本記事を参考にしてみてください。
国際ロマンス詐欺に台湾人が多い?
国際ロマンス詐欺とは、マッチングアプリなどで出会った外国人による詐欺のひとつ。
日本人側に恋愛感情を抱かせたり信用させた後、金銭を要求し、送金されたら連絡が取れなくなるといった詐欺被害として知られています。
近年、台湾人による詐欺が横行しているとのこと。
その内容について解説していきます。
台湾美女やイケメンに騙される
マッチングアプリには台湾人も多く登録しています。
台湾は日本人にとって親しみやすい国のひとつであり、さらに美男・美女も多いことから詐欺にあってしまう方も少なくありません。
自称台湾人美女・美男を装い、日本人にダイレクトメッセージ。
熱烈なメッセージを送ったり親しくするなど、相手を完全に信用させた上で詐欺を働くといった被害が増えています。
LINEでのやり取りがメインか?
マッチングアプリやSNSで出会う台湾の詐欺師の多くが、LINE IDの交換を迫ってきます。
台湾は日本に次いでLINE利用者が多く、それを知っている方は日本人同様、疑いもせずに連絡先を交換してしまっている傾向です。
しかし、最終的に投資の勧誘やお金の無心などのメッセージばかり。
気がついた頃にはお金を送ってしまっていたといった結果が待っているのです。
こんな台湾人は詐欺師かも?よくある特徴を解説
マッチングアプリやSNSで台湾人に声をかけられた場合、詐欺師である見抜く方法がいくつかあります。
それぞれ解説していきましょう。
プロフィール写真が不自然
相手のプロフィール写真があまりにも美男・美女だった場合、100%ではありませんが詐欺師の可能性があります。
モデルやSNSから拾ってきたものの可能性もあるため、画像検索をかけてみましょう。また、身体の一部だけが写っているというプロフィール写真も要注意。
男性であれば筋肉質な半裸、女性であれば胸元やセクシーな服装、唇だけなどです。
とくに男性は視覚的に刺激を受けやすいため、こういった女性からのアプローチに舞い上がってしまう傾向にあります。
プロフィールが不自然
マッチングアプリやSNSであれば、プロフィール項目にいろいろと記入できる欄が存在しています。
何も書いていない、適当過ぎる、逆に経歴がスゴ過ぎるなど、不自然だった場合は要注意です。
真剣な交際をしたいのであれば、こういった部分に力を入れるのは当然。
詐欺目的の可能性があるでしょう。
金銭的要求が来る
やり取りをしている台湾人から金銭的要求が来たら、ほぼ100%詐欺を疑っていいでしょう。
台湾人に限らず、外国人による詐欺は金銭的要求があります。とくに多い要求がこれらです。
- 海外FXへの勧誘(送金)
- 箱物詐欺がらみ
- 結婚がらみ
箱物詐欺とは、結婚指輪や何らかの荷物などを送るための送料、盗品でない証明書の発行、関税などを理由としたお金の無心。
結婚がらみは、結婚したいから親族を助けてほしい、何らかの治療費が欲しいなど、詐欺師はとにかく何かしらの理由をつけて金銭の無心をしてきます。
台湾人から詐欺にあっていると思った時の対処法
マッチングアプリなどで出会った台湾人が詐欺師かもしれない、と思った時の対処法を紹介していきます。
連絡を止める
台湾人が怪しいと思ったら、まず連絡を止めてみましょう。
下手に相手を問いつめると二次被害が起こったり、嫌がらせを受けるなど危険が伴います。
また、国際ロマンス詐欺師とグルになった別の人間から、「詐欺被害でお困りなら、こちらへ連絡ください」といった怪しいメッセージがやってくることもあります。
これら全てが詐欺ですので、相手にしないのが一番です。
弁護士に相談する
二次被害が不安、金銭的被害が出たので返金してほしい。そういった状況であれば、弁護士に相談するのが得策です。
警察は相手を追いつめることはできますが、返金要請は民事なのでできません。
弁護士は法に則って広い範囲で行動できることから、返金要請はもちろん、二次被害を防ぐことも可能です。
また、代理人として広く活動できるため、警察などほか機関との連携を取れるところもポイント。
台湾人による詐欺にあったと思ったら、すぐに弁護士に相談することをおすすめします。
台湾人による詐欺は弁護士事務所に相談!
台湾人による詐欺の多くは、マッチングアプリなどで知り合うところから始まる国際ロマンス詐欺です。
上記で伝えたように詐欺被害は弁護士に相談するのが一番ですが、台湾など海外の詐欺グループに返金要請をするのは難しい案件になります。
そのため、信頼と実績を兼ね備えた法律事務所に相談する必要が出てくるのです。